モルタルで仕上げた家族専用の玄関は、トップライトからのやわらかな光が長時間こぼれ落ちる心地いい空間

天井は一般的な住宅より20cm低い2,200mmながら、まったく圧迫感がない。明るすぎない室内、無垢と自然素材の手触り、きれいな空気、高断熱・気密性能など、すべてが科学的根拠に基づいており、快適な家づくりの理にかなっている

ぽってりとしたプロポーションが素敵なペンダントライトは、ルイスポールセンのVL45。幻の復刻版と言われ、シンプルなフォルムに上質さが漂う名作。金属のパイプは真鍮で、時とともにアンティークゴールドの輝きを増していく

造作キッチンのワークトップは厚さ5mmの無垢のステンレス。表面が固くてキズや熱にも強く、独特のマットな質感がお気に入り。面材はラワンを使い、LDKに木の統一感を出した。カップボードの壁の一部には大谷石を採用してアクセントに

床は無垢のクルミ、天井と壁には和紙を使用し、自然素材に包まれたLDKが完成。障子の桟のラインにもこだわり、美しい陰影を招いている。ラワン材で造作したキッチンに合うダイニングテーブルと椅子は、京都のアンティークショップで購入

天井のない浴室、壁付けのエアコンは標準仕様。洗面台と昇降タイプの部屋干しハンガーも造作

店舗専用の玄関へと続くアプローチに大谷石を張ってニュアンスを出した。庭の植栽は造園屋さんと一緒に家族みんなで植えて、家づくりの思い出に

納戸の屋根と住居をつなぎ、雨に濡れずに玄関へアクセスできるようにした

吹抜けのトップライトから燦々と光がこぼれ落ち、心地よい空間に

やわらかな陽射しが心地いい主寝室

トップライトからの光がこぼれ落ちる明るい玄関ホール。シューズクロークの扉はルーバー仕様で通気を確保。奥は室内干しスペース

キッチンをL字型にして空間を 広く。トップライトからダイニングテーブルに光がこぼれ落ち、気持ち良く朝食を囲む。ポールセンのペンダントライトがナチュラルな空間にぴったり

廊下にはトップライトを設置し自然光を取り入れる

日当たりが良くない立地のため、吹抜けのトップライトから光を取り入れる。モルタルの床は見た目と違って暖かく、冬の朝でも20℃をキープしている

開放感を演出する大きな吹き抜けからは、トップライトによる明るい光が降り注ぐ

2階のトップライトから差し込む光は、吹き抜けを通して階下の玄関ホールに届く。必要に応じてロールスクリーンで目隠しする収納棚は造作で仕上げた

脱衣室と洗面室をしっかり分けたことで、家族の入浴するタイミングを気にすることなく歯磨きや洗面ができて便利。ハイサイドライトからやわらかな光を取り込み、気持ちのいい空間が実現

リビングも「SNORK」の家具が主役。勾配天井に配したトップライトからやわらかな光が注ぐ、癒しの空間。大きなFIX窓と引き戸でダイニングと緩やかに仕切られている