外観にあわせて倉庫と自転車置き場も造作

74坪の敷地に完成した30坪のN邸。主に1階に家族が集まって生活するため、2階は必要最小限の間取りに。「小さくても豊かに暮らせる住まい」という建築家・伊礼智 氏の設計手法が息づいている

モルタル仕上げの土間玄関。収納も十分確保した。調湿効果の高い無垢材、シラス壁を採用したことで、空気はいつもきれい

玄関のシューズボックスは、昔懐かしい小学校の下駄箱をイメージして造作した。容量が決まっているので、無駄に靴が増える心配がない

造作のオリジナルキッチン。壁付けにしたことで、リビングダイニングを広く使えるようになった

天井をあえて低めに抑えたリビング。障子からこぼれる淡い光に癒やされる。床と天井に杉板を貼り、無垢の手触り、質感、香り、経年変化が暮らしていくうえで楽しめそうだ

リビングの窓はフルオープンタイプの木製サッシで、ガラリド兼雨戸、網戸入り。ウッドデッキと内部をゆるやかにつないでいる

シンプル&ナチュラルなLDK。上質でミニマルな暮らしが好きなNさんの理想通りの空間に仕上がった

造作の洗面台。木のやさしい香りがただよう。レトロな照明、鏡、タオル掛けなど、ディテールにまで住まい手のセンスが光る

外壁とつながる屋根つきの自転車置き場は外観のアクセントにもなる

玄関横の収納は倉庫的な使い方。自転車を置いても余裕たっぷり

カバードポーチのある白い外観。80〜90年代を意識したカリフォルニアテイストだ。広いカバードポーチは、自転車やベビーカーの一時置き場にも使える

独創的な外観デザインが特徴。軒を深く伸ばし、自転車置き場から雨に濡れることなく玄関までアクセスできる

スタイリッシュな外観は、太陽光パネル（屋根）が見えないよう工夫がなされた。自転車置き場の土間の奥に物置がつくられているのも便利

外観の正面は窓を設けず、すっきりとしたデザインに。自転車置き場を備えた玄関ポーチも便利

スクエアなフォルムが美しい外観。ガレージのようなかわいい倉庫とのバランスも絶妙

ガレージから室内へ直結する外土間。洗濯物の陰干し、自転車置き場など多目的に使える

広さが4畳ほどある、アウトドアストッカー(外部収納)。自転車・ベビーカー置き場としてやアウトドアグッズ収納など使い方は自由

露天の駐車場に加えビルトインガレージも完備。ガレージの奥には自転車置き場のスペースも用意されている