２階から眺めたリビング。暖気は上昇し、冷気は下降する原理を利用して、夏は小屋裏エアコンの冷房で、冬は１階のエアコンの暖房で快適さを保つしくみを採用

約96坪の広い敷地に立つW邸。青空や芝生の緑に映える真っ白な外観がインパクトを放つ。外壁もサッシも白で統一したのは、デザイン担当の奥さまのこだわり。休日にはウッドデッキに出て家族でのんびりくつろぐ楽しみも増えた

大きな吹き抜けのリビングは、明るさと開放感でいっぱい。室内はハイブリッド断熱によりUA値0.38、C値0.2を実現し、冬でも驚く程の暖かさ

タイルが素敵な対面キッチン。玄関のシューズクロークとパントリー、キッチンが繋がっているので、買い物帰りに荷物を運び込むときも便利

寝室は夫妻のアイデアで壁面を収納に有効利用

土間を広く設けた玄関。土間の奥には大容量のシューズクロークを用意

リビングの一部をキッズルームとして引き戸で仕切ることもできる

タイルや照明などのインテリアは奥さまがセレクト。「自分の好きな素材を自由に使わせてもらえたので、イメージ通りに仕上がりました」と笑顔

吹き抜けに設けた黒いファンもご主人のこだわり。エアコンの冷気や暖気を、室内にまんべんなく行き渡らせる

ご主人の要望で、室内には「床下エアコン」を採用。冬は暖気が階段の吹抜けを通じて2階に上がり、家中が暖まる

吹抜周りの廊下には本棚を設置するためのスペースも確保。また夏は2階のエアコンをつければ冷気が1階まで届き、家全体が涼しくなる

子ども3人の仲良し家族。FPパネル工法を採用+吹抜けを作ることで、リビングのエアコン1 台で、2階寝室まで暖気・冷気が回るように設計されている

小屋裏から眺めたLDK。階段のアイアン手すりの黒が空間を引き締める

木部を濃い色調で統一し、古民家カフェのように素敵な空間が実現。床下エアコンを採用したことで、冬は床からぽかぽかと暖かい。夏はエアコンの冷気をファンで拡散すると家中に涼しさが行き渡る。また、開口部にスリット状のシャッターを設けてあるので、夏の夜にはシャッターを開け、自然の風を取り入れて就寝することも可能

南向きの広いリビングは、栗の無垢床と漆喰壁に囲まれた清々しい空間。壁側の格子になった吹き抜けが、エアコンの冷気・暖気を運んでくれる

1階、2階ともに、各部屋の仕切りが少ない開放的な間取り。この空間設計とZEH認定の高い住宅性能が光熱費削減を叶えている。エアコンは最も効果的な場所に1台のみ設置し、冬は床暖房の温もりを、夏はエアコンの冷気を届ける。階段室を介して家中が快適な温度に

夏は2階のエアコンから涼しい風が1階に流れ快適

床はナラの無垢床を採用し、素肌でも心地よい。床暖房も設置し、夏も冬も快適で居心地抜群の空間に