ゆったりとした土間玄関は、自転車を整備したり、元美容師の奥さまがご主人の髪の毛をカットしたり、多用途に使えるプラスワンリビング。正面のアート作品は車とソファの色に合わせて選んだ

トワイライトに映えるスタイリッシュな外観は、狭小地であることを忘れさせるほどの美しい佇まいをみせる

延床面積29坪でありながら、もったいないと思えるほど広い土間を設けた玄関。このムダとも思える「余白」こそが、暮らしに豊かさを生む。大きなFIX窓から見える愛車が額縁の絵画のように見えるのも設計士の狙い。シューズBOXの下の間接照明も、同社のスタッフと時間をかけて明るさや照度を決めたもの

バーカウンターをイメージして設計したキッチン。モールテックスの造作カウンターで毎晩晩酌を楽しむ

2階ホールから主寝室につながるウォークスルークローゼット。お気に入りのファッションアイテムをセレクトショップのようにディスプレイして、暮らしを楽しむ

ライトアップしたファサード。ご主人の愛車・92年型日産サニートラックの向こうに見えるリビングがおしゃれ

LDKでくつろぐ夫妻。おしゃべりをしながら、ゆったりと過ごす時間がお気に入り。ショップで一目惚れした山吹色のソファがライトグレーのクロスにマッチ

モールテックスのカウンターを造作し、コの字型にレイアウトしたキッチン。作業効率がUPし、料理タイムが楽しくなったと奥さまも喜んでいる。3連のペンダントライトは平野さんのセレクト

奥さまは元美容師。お母さまがどうしても新居に作ってほしいという要望から親族専用のヘアメイクルームを設けた

ゆったり広々の玄関ホール。アーチ型にくり抜いた玄関クローゼットは、アウトドアグッズもすっぽり収まるほど広い。おしゃれな鏡を見ながら、元美容師のご主人が子どもの髪の毛をカットすることも

主寝室のRCの壁にアート作品を飾り、ギャラリーのような雰囲気に。間接照明で柔らかく照らし、リラックス効果を高める。目線を緩やかにカットしつつ光を通す花ブロックも採用して、リゾート感を演出

広い庭は家族みんなでBBQをしたり、子どもたちがプールで遊んだり多用途な過ごし方ができる。足裏にやさしい人工芝を敷いているので、ワンちゃんたちもドッグランのように気持ちよく走り回れる

室内と庭の中間にしつらえたインナーテラス。サーモタイルを張った床で、冬でも寒くない。愛犬と遊んだり、自転車やサーフボードの手入れをしたり、多用途に利用できる

窓が大きく、太陽光がたっぷり注がれるLDK。「自然光を優しく反射するように」と、マットな素材の床材を選んだおかげで、ふわっと家族を包み込むような輝きに満ちている。気密性や断熱性は十分で、夏は涼しく冬は暖かく、省エネで暮らせる気配りも嬉しい。カーテンは天井付けにし、家具はできるだけ腰より下の高さにすることで、室内は面積以上の広さを感じさせる。元美容師で、インテリアが大好きな奥さまが、インスタなどを見ながら研究したアイデアがいっぱいだ

子ども2人は男女なので、子ども部屋は最初から2部屋に。床は天竜杉を採用し、LDKと変化をつけた。2階だと、子どもが巣立ったあとにむだになりがちな子ども部屋も、ワンフロアの平屋なら多用途に利用しやすい