玄関ホールには飾り棚を設け、フィルムカメラやミニカーなどをディスプレイ。階段の蹴込み板をなくすことで、階下に光が届く

真っ白な漆喰の壁に、現しになった梁と柱、杉板の腰壁、ダメージ加工した栗の床材が映える和モダンの空間。勾配天井を生かし、最大高4.8mにもなるゆったりとした空間に、愛犬と過ごす穏やかな時間が流れる

ダイニングスペースは、掘りごたつになった小上がり。キッチンへの動線も短く、配膳も楽ちん。和紙の照明が落とす優しい光の下、夫妻の会話も弾む

1日の始まりはキッチンから。南東の窓から、たっぷりの光が注がれる明るい空間。L字型を採用し、冷蔵庫や食品棚をリビングから見えない奥にレイアウトすることで、生活感を感じさせない

収納スペースを含め、23畳ある2階がUさんの趣味室。ウイスキーを飲みながら聞くジャズの音色は、室内窓を通じ1階にも届く

壁一面にタイルをあしらい、小便器もある上品なトイレ

3畳のウォークインクローゼットを併設する寝室。「2階とつながる換気用の格子窓があり、室温も快適で、ぐっすり眠れる」とご主人

大屋根を抱き、真壁造りが生む白と黒のコントラストが美しい外観。玄関を奥に引き込むことで生まれたアプローチには、ヤマボウシを植え、樹脂製の竹垣や飾り瓦をあしらい、和の雰囲気を演出

蹴込み板のない階段にすることで、北面から差し込む優しい光がリビングを照らす

踏み板が黒、蹴込み板が白のモノトーンの階段はご主人のアイデア。エアコンの効率を考えてドアも付けた

階段は所々蹴込み板のないシースルータイプ。明るく光が落ちる

ヒノキの手すりが生き生きとした空間に。階段の踏み板はケヤキで蹴込み板はスギを使用

LDKのどこからも目に届く一枚板カウンターは、将来、子どもの勉強スペースに。シンプルな飾り棚がアクセント

玄関ホールに飾り棚をつけて小物をディスプレイ。シューズクロークはニュアンスのあるレンガ調壁紙がアクセント

使い勝手のいいキッチン。青い壁は奥さまがペイントし、カフェのようなおしゃれなキッチンに。階段下を活用したパントリー、階段の蹴込み板をアクリルにして光を取り込むアイデアも

独特なデザインに目を奪われる階段。踏み板に無垢材、蹴込み板にタイルを張ってニュアンスを出した。年齢を重ねても利用しやすいよう、傾斜と段数も計算し尽くされている

キッチンの斜め向かいにリビング階段があるので、家事をしていても帰宅した家族に声をかけやすい。階段の蹴込み板に黒を用いてアクセントに活かし、統一感を強調した

純白のリビング階段が空間のアクセントに。鉄骨をベースに、踏み板には木を使用した。形状からイナズマ階段とも言う、蹴込み板がなく、骨組みだけのスタイリッシュなシルエット。リビングからはもちろん、中庭やガレージ、玄関ホールからも見えるように、あえて窓際にレイアウト。ソファに寝転がって、階段越しに見る空の景色がお気に入りなのだそう