黒い外壁と軒の無垢材がモダンな印象のF邸。赤い玄関ドアから家の中に入るとガラリと印象が変わり、爽やかな空間が広がる。個性的な家にしたいと考えていたご主人が大好きな海外ドラマにインスパイアされ、実現したのは木調、白、ブルーを取り入れた明るいアメリカンスタイルのインテリアだ。家族が集まるリビングは、サーファーズハウスを連想させるような、明るいカリフォルニアテイストに。ヘリンボーン貼りの壁、ブルーのタイルを散りばめた玄関、横一列に並べたアメリカンスイッチなど、こだわりは満載。ふたりの娘がのびのび過ごせるよう、温もりのある無垢床は、汚れや傷が目立ちにくい凹凸を付けたラフ仕上げをチョイスした。一方で一番取り入れたかったという、シックなインテリアが魅力のブルックリンスタイルは、書斎で実現した。「理想通りの家になりました。西川さんのプランニング力と実現力に感謝しています」と語るご主人の笑顔も印象的だった。