家族の声が届く吹抜けの2階ホールのコーナーに書斎を設けた。扉をつけないことで引きこもることがなく、常に家族の気配を感じながら過ごすことができる

直線を活かしたプロポーションが美しく、洗練された印象を与える外観デザイン。群青に染まる景色の中で、照明が柔らかにともり始める夕刻は、ひときわドラマティック。高台の景観に溶け込むナチュラルさと、来訪者の胸を躍らせる存在感を併せ持つ外観はご夫婦のイメージ通りの仕上がりに

ご主人がどうしても取り入れたかった「全面鏡張りのシューズクローゼット」を採用し、高級感のあるタイル張りの土間玄関がより広く感じられるように工夫。あえて天井にダウンライトを付けないことで、空間がすっきり見えると同時に、目線が奥へと抜けていく

外から見た印象と全く異なる、リゾートのような開放感に満ちあふれたリビング。お気に入りのソファに座ると、右側の窓越しにパブリックガーデン、左側に目を移すとプライベートガーデンが広がるというデュアリティ（二面性）を愉しむことができる。ダウンライトのない空間、天井まで届くMURA WALL（アクセントウォール）など、オリジナリティ豊かなデザインがワンランク上の居心地を演出

リビングとゆるやかにゾーニングされたDKは、ダウンライトのないすっきりとした空間に。玄関ホールから連続してつながる下がり天井を2,200mmの高さに抑えたことで、目線の高低差が生まれ、より開放的に過ごせる。キッチンを起点にパントリー、ランドリー、浴室へと回遊できる「神動線」も備え、子育て夫婦の家事負担を大幅に軽減

エレガントな雰囲気にコーディネートしたホテルライクなパウダールーム。家族全員が横並びで歯磨きできるようワイドな鏡を造作した。ハイサイドライトからのやわらかな光が北面とは思えない明るさを届けてくれるから、朝の準備からテンションが上がる

都心の一流ホテルよりもラグジュアリーにデザインされた主寝室。床の質感、窓の位置、エアコンの色など、ディテールにまで設計士の配慮が行き届いています

美術館のホールのようにしつらえた吹抜けのリビング。シンメトリーの設計が心に落ち着きをもたらす。小上がりにしたことで、ダイニング、キッチンとのほどよい距離感が生まれた。赤ちゃんを寝かしつけた後、ご夫婦で映画やYouTubeなどを見ながらゆったりとくつろぐ日常がすてき

ご主人の書斎スペース。階下からの声も届く

キッチンから書斎にすぐ声が届くつくり

キッチンは吹抜けを通じて2階と繋がっている。「おーい、ママ」とお子さまが奥さまに声をかけたりと、常に家族が一体感を味わえる

2階のホールに設けたワークスペース。家族が部屋にこもることがないよう、扉を付けず、気配がわかるようにした

別のフロアにいる家族にも声が届くオープンな造り

2階吹抜けからリビングを臨む。家族がどこにいても、常に気配を感じ合える吹抜けのある空間づくりは『住たくeco工房』の得意技

「キッチンから家族の様子を見渡したい」という奥さまの要望が叶えられた。玄関の出入りや階段の上り下りはもちろん、庭や2階からも声と気配が届く

吹き抜けを通じて家族の声と気配が行き来する。階段や手すりにも無垢が使われる

プライベートスペースに確保した書斎は、リモートワークに最適な空間。個室にこもらず、庭の四季や家族の気配を感じ取りながら、気持ちよく仕事ができる

キッチンに家族の声が届く。「おはよう」も「ただいま」も視線をあわせて