無垢のヒノキと漆喰を贅沢に使った吹抜けのダイニングキッチン。ドアや建具、棚板や塗料など、1つ1つのパーツにまで自然から取れたものだけを使っているので、常にきれいな空気が循環している。外の軒天から室内の天井に連続するデザインも素敵

平屋のようにも見えるシンプルな外観。雑木のような中庭では、これからさまざまなイベントも行われる予定。オーナーさんが集まって天竜ヒノキの端材で作ったベンチは、浜松市フラワーパークへ寄贈される

BBQや日向ぼっこなど、アウトドアリビングとして過ごせる広いウッドデッキ。帽子のつばのように長くせり出した軒が夏の直射日光を遮り、冬は室内の奥まで光を届けてくれるので、エアコンに頼りすぎることなく一年中快適に過ごすことができる

天井まで届くフルハイサッシを採用したことで、外と中のつながりが感じられ、四季折々の庭の景色を眺めながら暮らせる。これだけ大きな窓を使っても、「地球品質」の家だから結露知らず。無垢の床、漆喰の塗り壁の経年変化も楽しみだ。ヒノキ丸太のスライステーブルは同社のオリジナル製作

ホームシアター感覚でゆったりとくつろげるリビング。大きなFIX窓に映る中庭のビオトープは、額縁で切り取った写真のように見える。まさに“感情がデザインされる”空間だ

キッチン、パントリーからつながるサニタリー。洗う・干す・アイロンがけ・収納が一か所で完結できるので、共働き・子育夫婦の家事時間を大幅に短縮する

2階の浴室は、ひのきと石で造作したハーフユニット仕様。宙に浮かぶようにデザインされたパウダーコーナーは、 シンクを2つ設けたことで忙しい朝の混雑も解消できる。透明のガラスとワイドな鏡を採用したことで、より開放感が生まれた

天井にレッドシダーを張り、よりリラックス効果が高まる主寝室。ヒノキの香りに癒やされて、深い眠りへと導いてくれる

常にきれいな空気を循環させる24時間熱交換型換気システム

天然木を贅沢に使った空間に、きれいな空気が流れる。吹抜けを通じて1階と2階の気配が伝わりやすく、親子のコミュニケーションもスムーズ

無節の赤松を贅沢に使った、天然木の香りが漂うLDK。テレビの背面は無垢のヒノキを使い、アクセントを。手作り感が心地いい造作家具も魅力

吹抜けで1階と2階が繋がり、家族の気配を常に感じ取れる。４本の柱が玄関からの視線の目隠しになる。造作のTVボードは床と同じヒノキを用い、統一感を強調

1.5階にあるご主人の書斎。床も天井も天竜杉を贅沢に使い、癒しの空間を実現。天然の木ならではの効果で、この家に住むようになってからよく眠れるようになったという

ロフト感覚の2階は12畳。子ども部屋として使う予定で、間仕切りもできる。吹抜けの窓を通して1階とつながっているので、常に家族の気配を感じられて安心

家の第一印象を決めるファサード。天然石を贅沢に使い、シンプルなフォルムの中にも高級感がただよう建築家らしいデザインが素敵。建物とガレージの屋上すべてに20kW超のソーラーパネルを搭載

同社の強みが活かされ、1階2階とも無垢のヒノキが敷き詰められた。空間が連続しつつも、穏やかに機能が分割されているので、仲間が集まっても会話が弾み、居心地がいい。飽きが来ないよう、コーディネートは抑え目に。木のぬくもりをブラックとウォールナットブラウンが引き締め、壁のチャコールグレーが落ち着きを添える

丸太梁が印象的な1階のLDK。床と腰壁はヒノキ、天井はスギ板、壁はスイス漆喰を使って快適性を高めている

自分でも家づくりを勉強したご主人。構造や素材にこだわりたいと構造計算を全棟に行い、耐震等級3を取得する『フジモク』へ。作り手の経験や勘に頼るのではなく、きちんとしたデータに基づく耐震構造と断熱性能だから心から信用できたという。また、富士ヒノキを贅沢に使う地産地消の家づくりにも共感。同じ無垢材でも、他社が扱う木とは太さも質感もまったく違うと話す