狭小地で、店舗併用住宅を希望したT邸。建物の高さ、隣家との距離など法規制の厳しい土地だが、これまでの経験と知識を駆使して快適に住める家を叶えた

1階が店舗のため、暮らしの中心となるLDKは2階に。トップライトやハイサイドライトを採用。さらに勾配天井に仕上げたことで、両隣に家があってもこれだけの明るさと開放感を得られた

ご主人が1階で営む理容室「OLU HAIR」は、調度品に合わせてブルックリンテイストにコーディネート。将来的には奥さまが美容室を同時に営業できるよう、間仕切り可能な構造になっている

白い壁と勾配天井で実面積よりも広く感じられる2階のLDK。狭小地で、しかも両隣に家が建っているとは思えないほどの明るさをキープ。高気密・高断熱性能により、酷暑だったこの夏も、エアコンは28度設定で快適に過ごせた

カフェスタイルのオープンキッチン。子ども部屋を狭くした分で見せるパントリーを作り、収納スペースが確保できた

奥さまがこだわった造作の洗面コーナー。コロナ禍中の打ち合わせだったこともあり、感染予防のために、家族用玄関を入ってすぐの場所に設置した。サブウェイタイル、ニッチ、マリンランプ、ワイドな鏡などのアイテムが、スタイリッシュな洗面台とバランス良く調和している

日当たりのいい2階の南側に設けた主寝室。十字の格子窓とシンプルな照明がおしゃれ。なるべく広く感じられるよう、あえてクローゼットに扉を付けずオープンに。また、棚を設け、セレクトショップのように衣類をディスプレイして暮らしを楽しんでいる

広くて使いやすいランドリールーム

隣家がひしめく狭小地でも、建物の形や窓の大きさ、位置を考慮することで、ハンディを長所に変えることができる