シンプルな白い外観に、L字型に設けたバルコニーが優雅な印象を醸し出すIさんの新居。延床約50坪の室内は、窓の配置を工夫して光や風をしっかりと取り入れたことで、明るく気持ちのいい空間が広がる。これだけ広い空間でも家事や普段の移動が面倒にならないように、間取りや家事動線、収納には特に工夫が凝らされている。まず、玄関には奥さまの要望で玄関収納をたっぷり確保。来客時に荷物をサッとしまい込めるように、LDKの隣に6畳の個室も配置した。この個室は将来夫妻の寝室としての利用も可能だ。また、対面キッチンの正面には小上がりの畳コーナーを用意し、窓の外は物干しスペースに。洗濯物にすぐ手が届き、取り込んだ洗濯物はその場でたたむこともできるよう計算されている。こうして日常生活に寄り添ったアイデアを随所にちりばめたことで、ワイドな空間でも動線が効率的で暮らしやすい住まいが実現。アパート時代に夢見ていた以上の暮らしが叶えられた。