アシンメトリーな招き屋根。屋根の切れ目の部分には採光用の窓を設置し、室内に明るさをもたらしている。建物は道路に面しているので、玄関のエントランスが見えないよう、スリット状の目隠しフェンスを設けた

N邸のご主人はエクステリアのデザイナー。自宅のエクステリアデザインも自身が手がけ、『アールコーブ・ホーム』とご主人のチームが施工した。この深い軒のあるテラスは雨が降っても濡れない、外と中がつながったようなスペース

リビングの上部は勾配天井になっていて、最も高い左上には高窓を取り付けた。北側から優しい光が差し込み、LDKは日中常に明るい。左手に見えるのは、省スペース仕様のロフトに上がるためのタラップ

タイル貼りにブラックを効かせたII型のキッチン。天板はLIXILのブラック系セラミック、指掛けまで同色で統一した。カッコイイ系のデザインは、奥さまの好み。一番奥は勝手口になっていて、テラスにも出られる

LDKの床は表面にスクラッチ加工を施したオリジナルのオーク無垢材。ヨーロッパで使われる古材のように使い込んだ風合いの加工を施しているため、劣化に強くキズも目立ちにくい。そして何より足触りが気持ちがいい

キッチン背面には飾り棚を設置。お気に入りのカップなどを飾って楽しめる。壁の一部にはステンドグラスもあしらった。照明は施主さん支給の「ルイスポールセン　PH5」。家具付きプランなので、ダイニングセット、ソファテレビボードはプレゼント

シックなグレーのタイルをあしらった洗面室。洗面室を含め床と壁は全てオリジナルの無添加しっくい。調湿効果が高く、水回りであってもカラリとして気持ちがいい。手塗りならではのぬくもりも感じられる

リビングの掃き出し窓は、天井までのハイタイプで真中に方立てがないという特殊なサッシを採用。開口部はかなり広いため開放感があり、リビングから庭が見渡せる

リビング上のロフトスペース。採光目的で作られたが、収納としても機能する。リビングからは中が見えないので、季節家電など見せたくないものも置ける

照明の灯りが塗り壁の外壁に陰影をもたらすエントランス

道路に面した美容室のエントランス。奥さまのこだわりで、アンティークの風合い漂う木製ドアを採用。外部から室内に直射日光が入りすぎないように開口部などが工夫されている

庭に面した浴室に窓を付けたのはご主人の希望。目隠しに植栽を植え、フェンスも付けた

採光とプライバシーの保護を両立した親世帯のリビング。道路に目面した南側には、外と目線が合いにくい高めの位置に出窓を。掃き出し窓の外にはデッキを設け、フェンスを設置している

ライブラリースペースから外に出ると、タイルデッキが敷き詰められている。R状のモダンな印象の腰壁は道路から目隠しになる役割もあり、室内が見えないのでカーテンなしで生活できる

シンプルモダンなデザインが特徴の外観。人通りが多いため、ブロックウォールで緩やかに目隠しを施した。塀の内側のエントランスはタイルデッキの広い庭になっている

生活にオン・オフのけじめがつくよう、店舗と自宅をしっかりと分け、家の玄関から出勤して道路沿いの店のエントランスから出社するという間取りに

玄関の土間には、エントランスと同じ錆石（さびいし）を採用。味わい深い落ち着きをもたらしている。正面の格子戸は和室へと続く

屋根付きのエントランスがある角張ったフォルムがクールな外観。濃いグレーのガルバリウム鋼板で外壁を統一し、ガレージの天井を板張りにしてアクセントをつけた

洗面や洗濯機も2階に配置。横のドアを開けるとエントランス上部のバルコニーへ出られ、洗濯物を干すことができる。バルコニーは道路側から見て景観を損ねない位置に設計