平屋と2階建てが並んでいるように見えるK邸。このデザインには根拠があって、同じ敷地内にある実家の日当たりを邪魔しないようにという建築家ならではの設計手法だ。しかも、自然豊かな環境に溶け込むように外壁にも無垢材を贅沢に使用。室内は、断熱・気密・換気という高性能を当たり前に担保しつつ、敷地の高低差を活かしてスキップフロアを採用するなど、遊び心のある楽しい空間に仕上がっている。22畳を超える大空間リビングは、天井まで届く大開口を通して、緑の景色を眺めながらゆったりと暮らすことができる。ウッドデッキに出れば、避暑地の別荘で過ごすような森林浴気分も味わえる。ダイニングテーブル一体型のオープンキッチン、小上がりの和室、大容量の収納、部屋干しスペースなど、子育て夫婦の家事負担を軽減する工夫もいっぱい。「毎日がリゾートのような、非日常的な気分に浸りながら快適に暮らしています」とご主人。『小幡建設』で完成した住まいは、満足度のレベルが違うようだ。